【ポジティブにしてくれる人27】日野岳史乗さん(37) 住職

やる気の源

お寺に入ったら、住職の髪型がモヒカンだったらビックリですよね。そんなお坊さんが、朝日新聞朝刊の「ひと」で紹介されていました。そのお坊さんが昨年6月に始めたことが『夜の本屋さん』なんですけど・・・どうして本屋さんなのか? 意味がわかんないんですよね。

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なぜ、モヒカンのお坊さんがお寺で本屋さん?

住職の日野岳さんは、金曜の夜だけ、本堂で本屋さんを始めたそうです。ジャンルは様々で、ノンフィクションや小説、絵本など100冊程度が並ぶとのことです。

目的は、コロナで自粛ムードが広がっていた時にお寺でのんびりしてもらうこと。といっても、用事もなくお寺に行く人はいないので、お寺に来るきっかけとして、本屋さんを始めたのです。売ることが目的ではなく、お寺を人々の「たまり場」や「逃げ場」にしたいとのこと。理想は、ドラえもんにでてくる『空き地』、なんとなく雰囲気がわかるような気がします。

モヒカン頭にしたのも、お坊さんの堅苦しさを払拭して親しんでもらうため。今では、本堂のピアノを弾きに来る大学生もいて、段々とドラえもんの『空き地』の世界に近づいているようです。

お寺とのお付き合いは、お葬式やお墓参りという限られた機会であって、今ではどんどん縁遠いものになっていると思います。

日野岳さんの活動は、お寺と周辺住民とが新たな関係を築くことに繋がります。日野岳さんお寺は、混迷を深める世の中で悩んだりしている人の救いの場になっていくのではないでしょうか。

以前、私もお坊さんの法話を何度か聞いたことがありますが、とても元気づけられた記憶があります。近所のお坊さんが、気軽に話せる関係になったらいいと思います。

固定観念を捨てなきゃですね

お坊さんは、丸坊主でなくてはいけない。サラリーマンは、〇〇でなくてはいけない。お寺は、〇〇でなくてはいけない。〇〇=××という固定観念を持っているようではダメなんだなぁ、とこの記事を読んで率直に感じました。

世の中がどんどん様変わりしていく中、固定観念とか過去の体験に固執することはマイナスに働くことが多いかもしれませんね。

「頭を柔軟しなきゃいけない」と思っているのですが、体と一緒で、なかなか柔らかくならないのが悩みに種です。

先入観と固定観念は百害あって一利なし(野村克也)

過去の成功は、次の成功につながらない。過去の大きな成功体験を勝利の方程式と勘違いして、次の挑戦に誤り、苦しむことが多い。(堀場雅夫)

☆この記事を作成する際には、朝日新聞.2022-12-19.朝刊を参考にしました。

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