皆さんがプロボクサーだったとして、12連敗したらどうしますか?
私だったら、12連敗どころか、5連敗目ぐらいで絶対に引退します。出田さんは、地獄のような連敗から日本チャンピオンまで昇りつめた人です。
12連敗して7年間勝ち星なし
ボクシング選手名鑑によると、出田さんは、2005年にプロボクサーとして名門ヨネクラジムよりデビューして、2009年まで12連勝。
プロとして順調なスタートを切っています。
2010年2月に初黒星を喫してから2連敗。
2011年2月に1年ぶりの白星を上げた後、2011年8月の黒星より悪夢がスタートします。
なんと、2011年8月~2019年9月までの7年間、1つの引き分けを挟んで、12連敗しています。(1つの引き分けは2戦目なので、それでも11連敗です。)
7年間、勝ち星なしですよ。7年間も。
ネバーギブアップ
普通の人だったら絶対にやめます。まずメンタルが持ちませんよね。
プロボクサーと言っても、ファイトマネーだけで生活できる人はほとんどいません。
出田さんも、おそらく、早朝はランニング。昼間は別の仕事をして、夜にジムに通ってトレーニングしていたと思います。
勝っている選手でも大変なのに、負け続けて、そんな辛い生活が7年間もできますか?
スポーツ新聞の記事によると、
現材所属している三迫ジムの会長は、
「試合で負けても、何の迷いもなく数日すると練習に来ていた」
ボクシング大好き
まず、続けられた要因として考えられるのは、出田さんが本当にボクシングに好きだということですよね。本当に好きなことでしたら、周りの雑音なんか気にならないのかもしれません。
仕事でいちばん大事なことは、何より好きなことをやることです。やりたいことができるのは、お金や尊敬、地位を得るよりも、価値があることです。(哲学者 中島義道)
君の好きなことを見つけ、それをするんだよ。好きなことをしないなんて、人生の浪費だよ。(ミュージシャン ビリージョエル)
心を輝かせる名言集
強い精神力
次に、強い精神力。
凄い精神力だと思いませんか?
私たちに置き換えると、例えば、資格試験に3回も4回も落ちたらどうします?諦めませんか?周りにもなんとなくかっこ悪い気がして嫌になっちゃいますよね。
自分の夢に向かって、なりふり構わず進んでいく人って尊敬できますし、周りに勇気も与えます。
すぐに諦めがちな私としては、爪の垢を煎じて飲まなきゃいけません。
日本スーパーウエルター級タイトルマッチ
そんな、出田さんにボクシング人生で初めてのタイトルマッチのチャンスが巡ってきました。
これまでの戦績は、15勝(9KO)16敗1分け ランキング6位
チャンピオンの川崎選手は、13勝(2KO)8敗2分けで、あの悪夢の連敗に入っている選手です。
結果は、9ラウンドTKO勝利
見事に、第41代日本スーパーウエルター級チャンピオンの座についたのです。
最大の名誉とは倒れない事ではない。倒れても倒れても起き上がる事である。(孔子)
あなたは諦めない人に勝つことはできない。(ベーブルース)
私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることです。(エジソン)
敗北とは一時的な状態である。諦めることがそれを永続的な状態にさせる。
(マリリン・ボス・サバント)
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