皆さんは、どんな映画が好きですか?コメディ、アクション、恋愛、サスペンス、スリラー、歴史ものなどなど、色々なジャンルがありますね。
やっぱり、映画も観た後に明るく前向きな気持ちにしてくれるものが良くないですか?
今日の映画は、貧乏球団のGMが新しい手法を取り入れ優勝を目指す2011年のアメリカ映画です。
実話ですよ。
ロサンゼルスエンゼルスの大谷選手の活躍でメジャーリーグのテレビ中継を観るようになった方も多いのではないでしょうか?
そのなかで、大谷選手がiPadで相手選手のデータを見ているシーンがテレビ映りますよね。
あれって、アメリカでもそれほど昔からやっていたわけではなかったようです。
ストーリー(貧乏球団オークランド・アスレチックス)
2001年10月15日 アメリカンリーグ・プレイオフ アスレチックスvs.ヤンキース。
選手の年俸総額が、ヤンキース1億1445万円7768ドル、
アスレチックス3972万2689ドル。
アスレチックスが、2連勝のあと3連敗して、あと一歩ところでリーグ優勝決定戦への進出を逃したところから物語は始まります。
2001年シーズンオフ
2001年シーズンオフ、アスレチックスのGMビリーは、主力選手であるデーモン、ジオンビの抜けた後を補うためにお金が必要でした。
翌年の優勝を目指すために、ビリーは、選手獲得のためのお金をオーナーにお願いしますが、断られてしまいます。
一方、スカウトたちはスカウトたちで、いい選手がいたらお金を出して獲得するとうい昔のやり方に固執してばかりいます。
八方ふさがりのビリーは、インディアンズにトレードの交渉に行ったときに、一人の若いスタッフに目につけます。
そこで、ビリーは、インディアンズから、イエール大学出身で選手のデータ分析を担当していたピーターを買い取ります。
ビリーは、ピーターに他球団の選手を徹底的に分析させて、獲得すべき選手を見つけますが、職人気質のスカウトたちからは受け入れられません。
「パソコンでチームは作れない。」
「野球は数字じゃない。」
「俺たちには経験と直感がある。」
新しいものを取り入れようとするときに、どこの会社にもこの手の人はいますね。
2002年シーズン 開幕ダッシュの失敗と快進撃
2002年4月1日開幕。
5/53 20勝26敗 なかなか結果が出ません。
マスコミやファンからは、悪いのは監督でなくGMだと批判を受けます
ビリーとピーターは、チームを変えるためにチームに不要な選手をトレードし、ベテラン選手をチームリーダーにします。そして、選手たちにデータを教え込みます。
そして、快進撃が始まります。
6/10 29勝30敗
6/18 38勝31敗
14連勝 1位に浮上
19連勝(アメリカンリーグタイ記録)
11点差を追いつかれたてからのサヨナラホームランでの、20連勝(アメリカンリーグ新記録)
残念ながら、アメリカンリーグ西地区で優勝したものの、プレイオフでツインズに敗れ2年連続でリーグ優勝決定戦への進出できず、データ野球は従来の野球に敗れてしまいました。
2002年シーズンオフ
シーズン終了後、ビリーに名門チームのレッドソックスから連絡が・・
アスレチックスは、4100万ドルでプレイオフに進出。、
勝利数はヤンキース(東地区)と同じ103勝、
1勝あたりの費用、
ヤンキース140万ドル、
アスレチックスはたったの26万ドル
であった手法が評価されたのです。
レッドソックスのオーナーは、ビリーに話します。
「最初に叩かれる者は成功する」
そして、名門ボストンレッドソックスにGM過去最高額(1250万ドル)でオファーしたのです。
ビリーは、どのような決断をするのでしょうか?
また、その後のオークランド・アスレチックスはどうなったのでしょうか?
知恵を絞ればできることはあるはず
貧乏球団アスレチックスは、限られた予算内で選手を獲得して金持ち球団に勝つために、データ分析を取り入れました。しかしながら、すぐに結果が出たわけではなく、周りから叩かれながら信念を貫き成功したのです。
私たちの仕事でも予算が青天井であるわけでなく、限られた予算内でやらなくてはならないこともあります。
でも「こんな予算じゃ、大手には勝てない」とか愚痴りたくなることも多いですよね。(実際、営業をしている時に愚痴っていました)
でも、知恵を絞ればできることって、たくさんあるのだと思います。そして、それが最初は上手くいかなくても、ビリーのように信念をもって粘ることが大切であることを感じました。
その両方が私に足りないことでもあることを再認識した映画でした。
先ず汗を出せ。汗の中から知恵を出せ。それが出来ない者は去れ。生きた知恵は、汗の中から出るもんや。(松下幸之助)
世界の大偉業の大半は、もはやこれで絶望かと思われた時にも、なお仕事をやり遂げた人々の手によって成し遂げられた。(デール・カーネギー)
希望を失わないでやっていると自然と知恵も出てくる。精神が集中して、そこに色々な福音が生まれてくる。(松下幸之助)
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