いくらポジティブに前向きに行こうと頑張っても、やる気を失わせるような会社ではどうしようもありません。運悪くあなたのエネルギーを奪ってしまう会社に入社してしまったら、あなたはどうしますか?
あなたの会社は、従業員の健康に気を使っていますか?
健康経営優良法人というのをご存じですか?
健康経営優良法人
マークをみれば、最近、名刺などに入れている企業も多くあるので、なんとなく見たことあるという方のいらっしゃると思います。
現在、企業にはSDGsを代表とする本業以外の取り組みを企業の存在価値として問われています。
その取り組みの中で、健康経営とは、「従業員の健康保持・増進の取り組みが将来的に収益などを高める投資であるとの考えのもと、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること」です。
つまり、会社の業績や将来のためには、従業員の健康は欠かせないということですね。
当たり前のことですが、以前は「従業員の代わりなんていくらでもいる」として従業員を道具としか見ない経営者もいたと思います。(今もいるか?)
健康経営は必須課題
2009年ごろから大企業を中心に取り組みが始まり、そして、2016年度から「健康経営優良法人」認定が導入されたとのことです。(当時、私は知りませんでした・・)
特に、コロナ禍により企業の健康への意識変化が大きく変わり、ここにきて注目度もかなりアップしているようです。
たとえば、在宅勤務による生活習慣の変化により、心の不調、運動不足による体重増加、飲酒量の増加、不眠などの様々な症状を訴える従業員が増えているそうです。
そこで、健全な企業経営にとって、健康経営は、今では必ず取組まなければならない課題とされているのです。
取組みと言っても、具体的には、ウオーキングキャンペーン、ラジオ体操、産業医との面談など身近でできることから取り組めば良いようなので、それほど大変なことでもないような気がしますが・・
中小企業では2割程度
ただし、現状では、大手企業では、当然の取り組みであっても、中小企業で取り組んでいるのは2割程度だそうです。
したがって、取組んでいない企業にお勤めの方も多くいると思いますが、アンケート結果では5割の企業では「取組んでいきたい」と答え、1割の企業が「取り組むつもりはない」と回答しています。
あなたの会社は、その「1割」に入っていませんか?
あなたの会社が、1割の企業に入っていた場合、将来性は暗いと思います。
なぜなら、健康経営に取り組むことは、従業員を大切にしている企業であることを社内外にアピールすることです。従業員の立場から見れば、自分の健康に気を使ってくれない企業が将来的に飛躍していくとは思えないからです。
さらに、求職活動している学生さんたちは、以前にもまして「福利厚生の充実」に注目しており、企業選定にあたって、給料や休日数と同様に重視しているそうです。
従業員を大切にしている会社いわゆる「ホワイト企業」と認められるかどうかが、人材獲得において欠かせない視点です。
初めからブラック企業に入社したい人はいませんから、優秀な人は入ってこなくなると思った方が良いと思います。
ここ数年で、働きやすい企業とそうでない企業では、どんどん差がついていっているような気がします。働きやすい職場をお望みの方は、企業選びについてはより慎重な時代が来ているようです。
コメント