【前向きになれる本8ーPart1】人を動かす-人を動かす三原則-

やる気の源

「人を動かす」本の題名からは、なんか人の操縦方法について書かれた本のように勘違いしてしまいそうですが、この本は、人間の本質に書かれたものです。
私は、人間関係に悩んだりしたときはこの本を読んで自分の未熟な点を再確認するようにしています。

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「誰も言うことを聞いてくれない」って悩んでいませんか?

日曜日の夕食時、「あー、明日、会社に行きたくね~」っておもっていませんか?

昔は、サザエさん症候なんて言っていましたが・・・

なぜ、そのように憂鬱になるのでしょうか?

「上司が言うことを聞いてくれない」「同僚や部下が思い通り仕事をしてくれない」とか悩んでいて、その結果、関係がギクシャクしたりしていませんか?

そういったとき、原因を相手に見つけようよしていませんか?

そして、相手を変えようとしていませんか?

私は、理詰めで相手を説得して、思い通りに行動してもらおうと思っていました。

でも、そうやって上手くいくことってなくて、たとえ相手が嫌々行動したとしても、その後の人間関係はより一層悪くなることは明らかです。

そのように、上司、部下、同僚、家族、子供が思うように動いてくれないと日頃イライラしている人にこの本をお勧めします。

今回は、この「人を動かす」のPART1「人を動かす三原則」について書きたいと思います。

人を動かす三原則

第一原則 批判も非難もしない。苦情も言わない。

著者のカーネギーさんによると、どんなに凶悪犯であっても、根っから自分が悪いとも思ってないらしいんです。「ああする以外、方法はなかった」とか、自分を正当化にするらしいのです。
あの、大ギャングのアル・カポネであっても慈善家ぐらいに思っていたらしいです。

つまり、人間はたとえどんなに自分が間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものらしいのです。

あなたもそうじゃないですか?

営業成績が悪くて咎められた時、とりあえず、表面上は謝っても、腹の中では、

「そう言われても、○〇だから仕方ないだろ(怒)」

「だったら、お前がやって見せろよ(怒)」

って、ことありませんか?

(他責はダメ。自分の責任だと思って反省しなくては、成長しないことをわかってはいるのですが・)

だから、人を批判したり、非難しても無意味なのです。

リンカーンは、手厳しい非難や詰問は、たいていの場合、何の役にも立たないことをしっており、ほとんどしなかったらしいです。

明日から、上司、部下、同僚、家族、子供、誰に対しても非難することは止めましょう。その代わりに、相手を理解するように努めましょう。

「成功の秘訣は、人の悪口を言わず、長所をほめること」(ベンジャミン・フランクリン)

第二原則 率直で誠実な評価を与える(心からの賞賛を与える)

以前紹介した「人望が集まる人の考え方」にも書いてありましたが、人は自分が重要な人物だと認めてほしいらしいのです。

言い換えれば、人間の持つ欲求のうち最も強いのが、他人に認められることを渇望する気持ちだということです。

したがって、よく言われることですが、褒めること。激励すること。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみない賞賛を与えるべきなのです。

あなたは、人を褒めていますか?

相手は、食べ物と同じぐらい「褒められること」を渇望しているのです。

餌を与えないと犬だって言うことを聞きませんよね。

そりゃ、人間だって動きませんよね。私も動きません。

ただし、お世辞はダメです。心から出ていないものはすぐに見抜かれてしまいます。逆に信用を失います。

「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている-私の学ぶべきものを持っている点で」
(エマーソン)

第三原則 強い欲求を起こさせる。

人間の行動は、何かを欲しがることから生まれる、だから、人を動かす最善の方法は、まず、相手の心の中に強い欲求を起こされることであり。

といっても難しいですよね。
どうすれば、強い欲求をおこさせることができるのでしょうか?
気をつけなくてはいけないのは、誘導するという意味ではないです。

偏食の子に
「お母さんは、あなたにこれを食べてもらいたいんだよ」
「お父さんは、あなたに丈夫な体になってもらいたいんだよ」
って、言っても、食べてもらえませんよね。
それは、明らかに自分たち願望を言っているだけで、子供の立場からものを言っていないからです。

では、強い欲求を起こさせるには、子供が一番望んでいることは何だろう?

例えば、苦手ないじめっ子がいたとしたら、
「なんでも食べたら、あの子より強くなれるよ」っていったらどうでしょう。
おそらく、頑張って食べるのではないでしょうか。

お客さんであれば、
自分の問題を解決するのに、セールスマンの売っているものが役に立つとわかったら絶対に買ってくれますよね。

したがって、相手が何を望んでいるか、相手の立場に立って考え、それを提案してあげれば、相手は動いてくれる、ということです。

「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からもものごとを見ることのできる能力である」(ヘンリー・フォード)

まとめ

人を動かすためには、

1.批判・避難をしない

2.褒める

3.強い欲求を起こさせる

が必要ということは理解するのですが、すぐに忘れてします。
そこで、ちょくちょくこの本に帰ってきて再確認するのです。(特に、1の批判、避難をしないことが一番難しい)

☆記事を作成する際には、書籍「人を動かす」を参考にしました。
参考)D・カーネギー、人を動かす(文庫本)、創元社、2016-1-20

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