給料で悩んでいる方、あらためて仕事の報酬について考えてみませんか?

やる気の源

以前、「仕事の目的とは?」について書かせていただきました。仕事の目的は、その捉え方や意識を変えることによって前向きになることができるということを書かせていただきました。

もう一つ、むしろこちらの方が大きな問題かもしれませんが、仕事の報酬は何かという問題です。

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仕事の報酬って何だと思いますか?

給料やボーナスに決まっていますよ

役職や地位でしょ。頑張ったご褒美は出世です

社労士T
社労士T

もちろん、それらが報酬であることはまちがいないです。

でも、給料が上がらなかったり、昇格しないと、モチベーションがさがりませんか?

そうなんですよ。実は・・・こんな安月給じゃ、やってられないんですよ

というように、給料や地位で悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

目に見える報酬と目に見えない報酬

経営学者の田坂広志さんは、著書【仕事の報酬とは何か】なかで、報酬には、給料や役職といった「目に見える報酬」のほかに「目に見えない報酬」が3つあると言っています。

目に見えない3つの報酬

第1が「能力」

一生懸命に仕事をすると、職業人としての「能力」が磨かれる。確かに、これも仕事の報酬ですね。    一生懸命に働くと、いろんなスキルが身についていきます。

第2が「仕事」

一生懸命に仕事をすると、良い「仕事」を残すことができる。これも、わかります。         わかりやすい例で、建設会社のCMで地図に残る仕事というキャッチフレーズがありました。

第3が「成長」

一生懸命に仕事をすると、人間として成長できる。これは、深いですね。                仕事をする中で様々な困難に打ち勝ち、人間的に成長していきたいものです。

結果として得られる報酬と自ら求めて得るべき報酬

さらに田坂さんは、前述の著書で報酬には、2つの種類があると言います

ひとつは、「結果として得られる報酬」

もうひとつは、「自ら求めて得るべき報酬」

です。

「自ら求めて得るべき報酬」こそが、前述の3つの報酬である「能力」「仕事」「成長」

であり、給料や地位ではありません。

給料や地位は、あくまでも「結果として得られるべき報酬」であるべきなのです。

しかし、私たちは、この二つを混同してしまうといいます。

あなたはどっち?

確かにそうですよね。

最初の質問のように、仕事の報酬は?と質問されると、どうしても、給料とか地位とか真っ先に頭に浮かんじゃいますよね。

そう考えると、給料が上がらなかったり、出世しなかったりすると、モチベーションが落ちてしまいます。

「やってらんねーなぁ」ってなります。

しかし、

「給料や出世は、あくまで結果なんだ」

「俺が目指しているのは、能力を高めたり、良い仕事をし、成長するためなんだ」

と思いこみましょう。(無理やりですが)

おそらく、そのような考えられる人は、常にモチベーションは高く、いつも仕事を一生懸命頑張るのでしょう、そして結果的に、結果的に周りから認められるのでしょう。

ん~、頭の中では、わかっているのですが・・・・

みなさん、やる気がでましたか? 少しでも、思い込んでモチベーションを上げていただければ幸いです。

☆記事を作成する際には、書籍「仕事の報酬とは何か」を参考にしました。

参考)田坂広志、仕事の報酬とは何か、PHP研究所、2003-2-14

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