【前向きになれる本6】運命を拓く

やる気の源

気分が乗らない、ポジティブ・前向きになれない時って誰にでもあると思います。

そんな時ってどうしていますか?

私は、ジョギングや筋トレなどで気分転換するとともに、本を「やる気の源」にします。

社労士T
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中村天風さんを知っていますか?

知らないです。

社労士T
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エンゼルスの大谷選手が愛読している本って言ったら、読んでみたいですか?

そりゃ、読んでみたいですよ。

社労士T
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中村天風さんは、その本を書いた人です。

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中村天風は、大谷翔平も人生の指針としているすごい人

「運命を拓く」は、中村天風さん(明治9年~昭和43年)が、講述したものをお弟子さんがまとめたものです。その天風さんの「積極的人生」の教えは、数多くの人に影響を与えたとされています。

その影響された人の中には、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平さん、西武ライオンズ元監督の広岡達朗さん、先月お亡くなりになった京セラ名誉会長の稲盛和夫さん、テニスの松岡修造さん、そして、山本五十六、パナソニック創業者の松下幸之助、アメリカのロックフェラー3世ら多くの著名人がいらっしゃいます。

今日、「ポジティブの種」としてご紹介するのは、天風さんが、様々な教えを説いている中で、私が日頃一番気をつけているにもかかわらず、なかなかできないことです。

言葉と人生

何でもないと、自分が思っていて、それが直接的には自分の心の態度を、そして結果において自分の人生や生命に大きな影響を与えるものとは、それはいったい何であろう・・

それは、諸君が日常便利に使っている「言葉」というものである。

運命を拓く

良く言霊といいますよね? 「悪いことを口にすると実際に起こったりするものだよ」って言われますが、この本を読んで、「これは本当に気をつけないとヤバいなぁ」と痛感しました。

以下は、修業時代の天風さんと師匠との会話です。

師匠「今日の気分はどうだい?」

天風さん「あまりよくありません」

師匠「それを言って楽しいかい?」

天風さん「病気を持っているので、朝は快い気持ちでは目覚めないんです」

師匠「そういうことを言って気持ちいいかい?」

天風さん「事実そうですから」

師匠「具合が悪い時、具合が悪いと言って癒えるか?」

天風さん「いえ、治りはしませんが、でも、痛いときは痛いと言ってしまいます」

師匠「痛いというのがいけないのではない。その後の不愉快な言葉や気持ちを付け加えるのが良くない。」「言葉は、積極的に表現された時と消極的に表現された時とでは、意識に受ける影響に大きな相違がある。不愉快とか頭が痛いと言っているときに、愉快を感じないだろう。」

頓智問答のようなやり取りですが、何が言いたいかというと、積極的な言葉を使った場合は、全てが状態のよい事実になって表れてくる。
一方、消極的な言葉(怒り・悲しみ・悶え・迷い・悩み)が口から出される場合は、恐ろしい結果を神経系統に与えている、ということです。

なぜなら、人間の精神の中には、暗示の感受習性があり、一言を発すると、その感受習性が受け取り、潜在意識に働きかけ、顕在意識とが同化するというのです。

言葉は人生を左右する

だから、言葉とは、人生を左右する力がある。

例えば、体が悪い時に、「疲れた」「痛い」は。事実だから良い。ただ、その後に付け加える「死にそうだ」「もうだめだ」という消極的な言葉はダメだということです。

「暑いなぁ」は良い、「暑いなぁ、もうヤダ」とか「暑くて死にそうだ」はダメで、「暑いなぁ、よし頑張ろう」はいいっていうことですよね。

今年の夏、「暑くて死にそうだ」「暑くてやっていられない」なんて、何十回言ってしまったことでしょう。(全く実践できていません)

このことって自分に対してだけじゃないですよね。あいさつ代わりに「なんか顔色悪いね」なんて言う人がいますが、言われたほうは、あまりいい気分はしません。これも、知らず知らずにやってしまっています。

天風さんは言います。

とにかく1日の人生を活きるとき、お互いの気持ちに勇気をつける言葉、喜びを分かち合う言葉、聞いても何となく嬉しい言葉を言い合おうじゃないか。

運命を拓く

言葉の誦句

私は次の言葉を常に意識しています。(なかなかできませんが・・)

私は今後かりそめにも、我が舌に悪を語らせまい。

否、一々我が言葉に注意しよう。

同時に今後私は、もはや自分の境遇や仕事を、消極的な言語や、悲観的な言語で、批判するような言葉は使うまい。

終始、楽観と歓喜と、輝く希望と溌溂たる勇気と、平和に満ちた言葉でのみ活きよう。

運命を拓く

いかがでしょうか?

一日一日積極的な言葉のみを発するようにしなければいけないと思いませんか?

☆記事を作成する際には、書籍「運命を拓く」を参考にしました。

参考)中村天風、運命を拓く、講談社文庫、1998-6-15

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