【前向きになれる映画16】マイ・インターン(THE INTERN)

やる気の源

この映画は、役職定年を向かえて部下が上司になった。定年退職して働きに行きたいけど、若い人に使われるのはちょっと抵抗がある。そんな方にぜひ見ていただきたい映画です。

変なプライドにこだわることが恥ずかしくなります。

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70歳の見習社員

主人公のベンは、定年退職して、毎日を悠々自適な生活をしていますが、何かが物足りない。

そんな時に、インターネットで洋服を売っている会社の高齢者見習社員(インターン)の求人を見つけて応募します。

70歳のベンは、見事、採用試験に合格し、社長のジュールズの直属に配属されます。ジュールズは少し気難しい女性で、周りの人は気の毒がりますが、ベンは全く気にしません。仕事の指示がなくても、どっしりと構えています。

様々なことに気づき、人に気配りができるベンは、周りの社員に気に入られていきます。

ジュールズから初めて頼まれた仕事が、食事中に洋服に着けたソースの染み抜きであっても、気持ちよく引き受けます。

社長とはいえ、自分よりかなり年下の人から、そんな雑用を命じられたらどうですか?

私だったら、内心怒り狂っていることでしょう。快く引き受けるベンの寛大さを身につけなければなりませんね。

他にも、誰も掃除をしようとしないゴミの山になっているデスクの掃除をしたり、自ら運転手を買って出たり、少しでもジュールズの役に立とうとする姿勢が素晴らしいのです。

初めは仕方なく受け入れていたジュールズも、だんだんとベンの価値に気づいていきます。

そして欠かせない存在に。

老害にならないために観るべき映画

この映画では、70歳で見習になったベンが、若い社員をはじめ社長にまでいい影響を与えていきます。

それもよくありがちな、自分の成功体験を押し付けるわけではありません。

控えめに周りをサポートしていく姿勢は、高齢になって若い人たちと一緒に仕事をする上で身に着けるべきだと思います。どんな仕事も嫌がらずに引き受ける器量の大きさ。いつも笑顔を絶やさず、温厚な態度。人への気遣い。身だしなみに気を使い、若い人に合わせてるために努力も怠らない。

口を開けば、説教や自慢話の日本社会にいる老害爺さんとはえらい違いです。

自分の過去の肩書なんかにこだわらずとも、献身的に仕事をすれば、自然と信頼を得られるものなんですね。

私自身、年をとっても元気なうちは働きたいと思っていますが、ベンを見習って、嫌われ爺さんにならないようにしたいと思います。

年をとっても元気に働きたいと思っている方、女性にもてたいと思っている方、ぜひご覧になってください。

それにしても、この映画、ロバート・デニーロがいいんですよね。たたずまいや話し方、おしゃれな服装。こういう年の取り方に憧れますね。老害なんて言われることは絶対にないと思います。

二十歳であろうが八十歳であろうが、学ぶことをやめた者は老人である。学び続ける者はいつまでも若い。人生で一番大切なことは、若い精神を持ち続けることだ(ヘンリー・フォード)

志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。(松下幸之助)

世界最高の気持ちです。まさか80歳でエベレストの頂上にたどり着くとは。(三浦雄一郎)

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