【頑張っている人5】高原直泰さん(43) サッカーチーム代表兼監督兼選手

やる気の源

あまりサッカーには詳しくないのですが、以前は、日本代表の試合はほとんど観ていたので、高原直泰さんの名前は知っています。といっても、ドイツのブンデスリーガでプレイしたストライカーということぐらいですが・・

そんな、高原さんの記事が、朝日新聞朝刊の経済面に8月18日から20日の3日にわたって掲載されていました。

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高原さんの現在

2006年のサッカーワールドカップドイツ大会に出場し、海外クラブでも活躍し、サッカー選手とし華々しい経歴の高原さんは、現在は、沖縄にいらっしゃるそうです。

今は、J1から数えると5部にあたる地域・九州リーグの「沖縄SV」というチームの代表兼監督兼選手をしています。

もちろん、サッカーをしているのですが、記事に載っていたのは、サッカーに関することではなく、意外にも「沖縄コーヒープロジェクト」についてでした。

なぜコーヒー?

高原さんは、

「Jリーグ入りだけが、目的ではない。サッカーチームの運営だけなら俺がやる必要はない」

「地域に根付き、地域の抱える課題を一緒に解決するハブ(結節点)になるスポーツクラブが作りたい」

と言っています。

その手段の一つが、コーヒー栽培ということです。

もともと、スポーツビジネスに興味があったところに、国の機関からクラブの設立を持ちかけられ、マンションや外車を売り払って沖縄に渡ったそうです。

そこで、地域のイベントやサッカー教室をやりながら、事業の一つとして考えたいたのが農業でした。そんな時に、沖縄でもごく少量ながらコーヒーが栽培されていることを知ったそうです。

「もし、ハワイのコナコーヒーみたいな特産物になったら、新たな産業ができ、沖縄が抱える問題解決にもつながる」「面白い」

しかし、コーヒーづくりの知識も技術もない。

そこで、ジュビロ磐田のスポンサーをしていたネスレ日本に相談を持ち掛け、ネスレ日本から長期的な支援の約束を取り付けたということです。

農業法人の設立

昨年9月には、農業法人「沖縄SVアグリ」を設立し、コーヒー、マンゴーなどの農作物を栽培し、加工、販売を手掛けています。この農業法人には、選手の引退後のセカンドキャリアも見据えているということなので、選手は、力いっぱいプレーできるのではないでしょうか。

そして、いよいよ、今年の11月から12月にコーヒーの初収穫を予定しているということなどです。

どんな味がするのかぜひ飲んでみたいです。

ビジョンが大切

高原さんほど実績を残しているスポーツ選手ならば、Jリーグでの専業のコーチや監督、または解説者などのセカンドキャリアは容易に見つかると思います。

そこには目もくれず、地域の問題を解決するために自分に何ができるかを問い、沖縄への移住を決断されたわけです。

やはり、チャレンジ精神と行動力、そしてビジョンなんですね。ビジョンがある人は、本当に目標に対して真っすぐに進んでいきますね。素晴らしいです。

また、今回のニュースからも刺激をいただきました。ありがとうございました。私も頑張ります。

☆この記事を作成する際には、朝日新聞.2022-08-18.19.20.朝刊を参考にしました。

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