気分が乗らない、ポジティブ・前向きになれない時って誰にでもあると思います。
そんな時ってどうしていますか?
私は、ジョギングや筋トレなどで気分転換するとともに、本を「やる気の源」にします。
今回は、以前、ご紹介した「反応しない練習」のPart2です。
すべての悩みは、心の反応から始まる
Part1の復讐です。
この本では、「すべての悩みは、“心の反応”から始まる」とされ、その様々な「心の反応」結果として、悩みが生まれると説いています。
そして、2500年以上前の「ブッタの考え方」に照らしてその悩みの解決方法を提示しています。
1.まずは、悩みをなくそうとしない。「理解」する。
ブッタの考えでは、「人生に悩み・問題はつきものである」ことを受け入れ、心の反応を起こす「求める心」(①正存欲、②睡眠欲、③食欲、④性欲、⑤怠惰欲、⑥感楽欲、⑦承認欲の7つの欲求)を理解すること。
2.心の状態をきちんと見る
「心の状態を見る」とは、
- 言葉で確認する。
- 体の感覚を意識する。
- 貪欲、怒り、妄想のどれにあてはまるかを分類する。
という習慣を持つことです。 心の状態をきちんと見ることができれば、日頃のストレスや怒り、落ち込みなどの「ムダな反応」を抑えることが可能となると説いています。
以上が、Part1の復讐です。
判断しすぎる心
人が悩んでしまう理由の一つに「判断しすぎる心」があります。
これは、私にめちゃくちゃ当てはまります。皆さんもそうだと思います。
「判断」とは
・Aさんと自分と比較すると、どちらが優れている、劣っている。
・あの人は嫌い、好き
・人生に意味があるとか、ない
とか、「決めつけ」や「思い込み」のことです。
こうした判断は、不満、憂鬱、心配などたくさんの悩みをつくりだします。
どうですか?
決めつけや思い込みによって、多くの不満なんかをつくりだしていませんか?
・会社の方針が間違っている。
・この仕事のやり方のほうが優れている。
・〇〇はこうすべきだ。
という判断をして、それが悩みにつながっていないでしょうか?
もし、こういったムダな判断をしなければ、心が軽くなるのはわかりますよね。
人の心は判断に縛られている
例えば、占いで運勢がいいか悪いかを判断、自分は絶対に正しいと判断、あの人はいい人、好き・嫌い、正しい・正しくない、結婚してないから不幸。金持ちはいい。
そして、「判断」は、性格にも影響します。潔癖であるべき、自分はダメだ。
・・・全て「判断」です
1年中、朝から晩まで、判断しているのですね。人の心は例外なく判断しすぎる心があるといいます。なぜなら、判断すること自体が気持ちいいからだそうです。
確かに、「あいつが悪い」「あれは正しい」とか結論を判断すると気持ちいい感じがします。裁判官みたいだからでしょうか?
判断は妄想にすぎない
もともと、判断は頭の中に存在しなかったはずです。親や先生、友達、世間の情報を通して「こうでなければならない」という判断の仕方を学んだのです。
そして、頭の中に存在するようになったのです。
したがって、「判断」はすべて根拠のない「妄想」に過ぎないのです。
「なんだ、判断って妄想にすぎないのか!」
Part1で理解して、自分の心を見ることが、悩みを解決方法だと言いましたよね。
まさに、それです。
判断は頭になかにある「妄想」に過ぎないことを理解し、手放すことが大切だと説いているのです。
この「判断しすぎる心」は誰もがはまっている罠なのではないでしょうか?Yahoo!ニュースを見たり、SNSを見たりするといろいろなコメントが寄せれています。
「賛成」「反対」「こうすべき」「ああすべき」
はっきり言ってムダな判断ですよね。その判断によって、気分が良くなったり、害したりしているのではないでしょうか?
朝起きて、まずニュースをつける人は多いと思います。朝起きて、政治家の汚職なんかのニュースを見て。いきなり「判断」していないでしょうか?
それが嫌で私は、朝のニュース番組を見るのをやめました。
☆記事を作成する際には、書籍「反応しない練習」を参考にしました。
参考)草薙龍瞬、反応しない練習、株式会社KADOKAWA、2015.07.15
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