一度夢をあきらめた人が、諦めきれずに再び夢に向かって歩き出す。そんな夢を追いかけるプロボクサーが今朝の朝日新聞に紹介されていました。
奴隷契約
プロボクサーは、所属ジムの許可がないと他のジムに移籍できないという不文律のルールがあることを聞いたことがあります。
実際に所属ジムとの折り合いが悪いにも関わらず移籍を受け入れらないで引退に追い込まれたプロボクサーも多くいたようです。
斉藤選手は、18歳で全日本新人王、その後、日本ランク7位まで上がり、日本チャンピオンになる夢も、もうすぐに手に入れるところまできていまいした。しかし、2016年にファイトマネーの未払いを求め、所属ジムを提訴したそうです。
というのも、当時のファイトマネーは、入場チケットで受け取り、自分で売りさばいて現金化する。その現金からジムに一定の手数料を払い、現金化できず支払うことができなければ借金になる。しかもジムの同意がなけでば移籍もできない、という、ヤ○ザも真っ青な奴隷契約だったと言います。
残念ながら、18年に下された判決は、斉藤さん側が敗訴。しかし、裁判所は移籍の自由を認めました。
その判決を受けてJBCは、「ジムと選手の契約期間を最長3年とし、契約期間を経過したプロボクサーは自由に移籍ができる」というルールを定めました。
現在、多くのボクサーが移籍をしますが、斉藤さんの功績といってもよいのでしょう。知りませんでした。
斉藤さんは、現在にジムに移籍をします。しかしながら、夢から覚めてしまい、リングに上がる気にならなかったそうです。
再び夢に向かってチャレンジ
そして、4年が経過。
32歳を前に夢を叶えるにはもう時間がない、と思い、復帰をきめたのです。斉藤さんは、夢の続きを見るために、11月30日に7年ぶりのリングに上がるとのことです。頑張ってほしいですね。
斉藤さんのように人生をかけた夢じゃなくとも、一度諦めた夢をあきらめきれずに、時間が経ってから再挑戦したくなることってあると思います。
たとえば、幼いころ楽器を習いたくても、経済的な事情でかなわず、大人になってから挑戦する人。
行きたくても行けなかった大学に、定年退職してから大学に入学して勉強する。
何歳になっても、夢を追いかける人は素晴らしいと思います。
皆さんの中にも、やりたいことをやるべきか否か迷っている方も多くいらっしゃると思います。迷うぐらいなら、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
そういう私も迷っていることがあるのですが、なかなか一歩が踏み出せませんが・・がんばります!
人として生まれたからには、太平洋のように、でっかい夢を持つべきだ。(坂本龍馬)
あなたが今、夢中になっているものを大切にしなさい。それはあなたが真に求めているものだから。(エマーソン)
夢を見るから、人生は輝く。(モーツアルト)
夢を実現できるか否かは途中であきらめるかどうかにかかっています。必要なのは強い情熱なんです。(スティーブ・ジョブズ)
夢をかなえたい人に贈る名言
☆この記事を作成する際には、朝日新聞.2022-11-24.朝刊を参考にしました。
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