なんか理不尽なことがあってムカつく、気分が乗らない、前向きになれないときって、どうしてますか?私は、運動などで気分転換もしますが、本を「やる気の源」にしています。
今回は、いつも頑張っているんだけど、なかなか成果が出なくて気持ちが萎えている人に特にお勧めの本です。
がんばってもうまくいかないのなら、別の道をさがしたほうがいい
小さいころから、「頑張れ!頑張れ!」と言われ続け、頑張らないとなんか後ろめたいような気分になりませんか?
そして、頑張っても、頑張っても成果が出ないことってあると思います。
この本は、「もっと簡単な道を選んでみたらどうか?」逆のアプローチを提案しています。
それが、「エフォートレス思考」です。エフォートレス思考とは、働き方や生き方を、すっかり変えてしまう試みなのです。
エフォートレス思考って何?
Effort ー 努力、奮闘、骨折り
-less ー ~のない、~を欠く
Effortless ー 努力のない、無理のない
ですから、「がんばらない思考」ということですね。
なんか私にピッタリの思考法に思えます。
「エフォートレス思考」3つのステップ
PART1 エフォートレスな精神
頭のガラクタを片付けて、余裕のマインドを手に入れる
PART2 エフォートレスな行動
もっとも効率いいポイントをみつけて、余裕で最高の結果を出す。
PART3 エフォートレスなしくみ化
行動を自動化するし、成果が勝手についてくるしくみをつくる。
エフォートレスな精神
今回は、このエフォートレスな精神を取り上げますす。エフォートレスな精神を手に入れるには、
- 転換 頑張れば成果が出るとはかぎらない。
- 遊び 「我慢」を楽しいに変える
- 解放 頭の中の不用品を手放す
- 休憩 「休み」で脳をリセットする
- 集中 今、この瞬間にフォーカスする
5つの手法がありますが、でも特に印象に残った3.の「解放」ー頭の中の不用品を手放すーに触れたいと思います。
頭の中の不用品?
考えても仕方がない後悔やフッと思い出される怒りは、ありませんか?
私は、元々がネガティブな性格なので、たくさんあります。それが、勉強や本を読んでいる時に思い出され、同じ行を何度も読んでいるってことは、しょっちゅうあります。
確かに、頭に余計なものが詰まっていると、何もできなくなるし、効率も悪くなります。
たとえば、パソコンを長年使っていると、不要なファイルなどが溜まり、処理速度がおそくなると同じことらしいです。
だから、パソコンが不要なファイルなどを削除すれば、処理スピード早くなると同じように、人間も頭と体のゴミを取り除き、頭の中にスペースをつくる必要があるのです。
「不満」は頭のゴミ
私もそうですが、「不満」は言わないように心がけていても、つい言ってしまうものです。SNSをみても、不満や愚痴のオンパレードで、多くの人が、他人の愚痴を見ているうちに心が蝕まれていくそうです。「不満」というゴミが頭の中にどっかりと居座ってしまうものだそうです。
確かに、不平不満を口にしたり、他人の不平不満を口見聞きすると、どんどん不満は増えていくものです。頭の中に、「不満」という無価値なゴミが溜まり、自由に使えるスペースがどんどん減っていくのだそうです。
すると、エフォートレスの精神に立ち戻ることが難しくなってしまうのです。
「感謝」に注意を向けると見え方が変わる
一方、感謝の心は、ネガティブな感情から力を奪い、そして、ポジティブな感情が広がりやすい環境を作ってくる、強力な触媒だそうです。
このブログでもテーマにしている「ポジティブ」ですが、
ポジティブな気分が高まると、
- 視野が広がる
- 新たな可能性に目を向けやすくなる
- 心が開放的になる
- 創造性が高まる
- 社会性が増す
その結果、
私たちの心は成長し、知的にも肉体的にも高いパフォーマンスが出せるようになる
↓
「正のスパイラル」が生まれる。
↓
ものごとがうまくいく確率が高まる。
↓
やがて、エフォートレスな状態へ
そして、恩恵は自分だけでなく、感謝の心は、他社に向かい、周り人を明るくし、心の重荷が軽くなり、新たな可能性が見えてくることになります。
ポジティブなサイクルは、自分も他人も成長させる素晴らしいものなんです。
反対に、不平不満、ネガティブをため込むと「負のスパイラル」になるというわけです。
頭に不平不満というゴミをため込まないためするには?―不満と感謝の方程式―
言わないように心がけていても言ってしまうのが、「不満」で、なかなか封印するのは難しいような気がします。
では、溜まってしまったゴミはどうすればいいのでしょうか?
どのような方法で、頭の中から「不満」というゴミを片付けることができるのでしょうか?
著者は、「ひとつ不満を言ったら、ひとつ感謝すべきことを見つける習慣」をつくれ、と述べています。
「空港のセキュリティが混んでいる」⇔「安全に飛行機に乗れるのでありがたい」
「思ったほど体重が減らない」⇔「自分の健康を気にかけているのはいいことだ」
というように、不満を言ってしまったら、感謝の言葉を口にするということです。
続けているうちに、やがて不満を感じた瞬間に感謝すべき側面が頭に浮かぶようになるそうです。
最後に
今回、ご紹介したのは、エフォートレスな精神を手に入れるホンの一部です。
しかしながら、日頃、不平不満の多い私にはとても良い方法で、気がついたら実践するようにこころがけています。これを実践するだけでも、かなり気持ちに余裕ができて、前向きになることができます。みなさんも、ぜひやってみてください。
今回は、これで終わりにしますが、また残りのステップについては、後日書きたいと思っています。
☆記事を作成する際には、書籍「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する 」を参考にしました。
参考)、グレッグ・マキューン、かんき出版、2021-12-8
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