【前向きになれる本9】理不尽に勝つ

やる気の源

辞書によると理不尽とは、道理に合わない、矛盾している、筋が通らないことです。世の中、理不尽だらけで、私なんかしょっちゅうイライラしています。この本は、その理不尽について、ラクビー界のレジェンドである平尾誠二さんが書いたものです。

この本は、「一生懸命やっているのに、どうして報われないんだろう」と理不尽で悩んでいる方にお勧めです。

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どんな人でも理不尽さを感じている

『スクールウォーズ』というTVドラマをしっていますか?

私と同世代の人であればほとんどの人が知っている、ラクビーの名門校、伏見工業をモデルにしたドラマです。

この【理不尽に勝つ】を書いた平尾誠二さんは、伏見工業から同志社大学、神戸製鋼でプレイし、日本代表に選ばれた、いわばラクビーのエリートです。

そんなエリートである平尾さんでさえも、理不尽な仕打ちに悩んでいたのですから、どんな人でも多かれ少なかれ悩みを抱えているものなのですね。

それだけでも、なんかホッとしますね。

理不尽によって鍛えられる

理不尽を体験することは決して無駄にならない。それどころか、確実に人間を強くしてくれる。

理屈で考えたら、理論で考えたら、絶対にこっちの方が正しいのは明白なのに、どういうわけか周りはそう思わない。結果として、自分にとっては「間違った結論」をだされてしまう。

自分より能力がないやつが出世した。自分の責任ではないことで叱責された。

私自身も皆さんも、こういった経験は、社会人になってからも数々経験されていると思います。

平尾さんも、それが社会というものなのだということを気づかされたと言います。

「理不尽だな・・」と感じたら、

「そういう状況に置かれているのは、自分だけでない」と考えてみたらどうだろうか?

そして、「今の状況は、自分を強くするための試練なのだ」と、ポジティブに考えることが大切だと言います。

私は、そう考えると少し気が楽になります。この理不尽の後には幸運なことが待っているに違いないと考えるようにしています。(一瞬、はらわたが煮えくり返りそうな気分にはなりますが・・)

なんとかなるさ

そして、「なんとかなるさ」と思うことが、道を拓くために大きな力になるといいます。どんな状況であっても、今やれることを全力でやってみて、「なんとかなるさ」と思うことが大切だと。

その「なんとかなるさ」という気持ちを忘れなければ、むしろ楽しくなり、あらゆる可能性が広がってくるものなのなのだと。

確かに、そう思うことで、チャレンジ精神がわいてくるような気がしてきますね。

理不尽をゲームに見立てる

私は理不尽なことが来ても、「待ってました理不尽さん、私を強くしてくれるために来てくれたのですね」「まあ、あなたのことなんか、なんとかなりますよ」と思うようにしています。

そうゲームのように考えることで、今まではただただイライラしていたことでも、楽しい気持ちにでさえなるので不思議です(一瞬のムカつきまではなくなりませんが、いつまでも腹を立てていることがバカバカしくなります)

「理不尽だ」と思うからストレスが溜まるのです。「人生とはこういうものだ」と思えば、顧客に上からものを言われるくらい何でもなくなります(佐々木常夫)

佐々木常夫名言集・格言

☆記事を作成する際には、書籍「理不尽に勝つ」を参考にしました。
参考)平尾誠二、理不尽に勝つ、PHP研究所、2012-5-1

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