みんな褒められたいのです。だったら、褒めてあげようよ!

会社を元気にする方法

いつも、自分の気持ちがポジティブ、前向きになる「元気の源」について書かせていただいていますが、今回は視点を変えて、他人をポジティブにするにはどうしたらいいのか、について書こうと思います。

裏を返せば、自分がポジティブになるのは、人からどんなことをしてもらった場合か?です。

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マズローの欲求5段階説

以前、フレデリック・ハーズバーグの二要因理論について書きましたが、もうひとつ、モチベーションにおいてとても有名な理論が「マズローの欲求5段階説」です。

「知っているよ」「名前ぐらいは聞いたことあるよ」っていう人も多いのではないでしょうか?

職場のモチベーションを考えるにあたって非常に参考になる有名な理論ですので、私も少し勉強した程度です。

簡単に説明すると、エイブラハム・マズローさんは、1908年生まれのアメリカの心理学者で、人間の心には5段階の欲求があると主張しました。イラストのように下層の「生理的欲求」から上に向かって「自己実現欲求」まで、ピラミッド状の序列になっています。

1. 生理的欲求 

生理的欲求とは、「生きていくために必要な基本的・本能的な欲求」のことです。つまり、食欲とか睡眠欲ですね。

2.安全的欲求

安全的欲求とは、物理的・精神的な障害からの保護と安全を求める欲求。つまり、身の危険を感じる状況から脱して、少しでも安心できる環境で暮らしたいという欲求です。

3.社会的欲求

社会的欲求とは、愛情、友情など他者とのかかわりを求める欲求。つまり、友人や会社から受け入れられたい欲求です。

4.承認欲求

承認欲求とは、達成感や地位、周りから認められることを求める欲求。つまり、他人から尊敬されたり、認めれたくなるわけです。

5.自己実現欲求

自己実現欲求とは、自分がなりたいものになる、成長するという欲求。ここまでくると、承認欲求までと違って、誰もが欲するものではないですね。

生理的欲求が満たされると、安全的欲求が生まれ、社会的欲求へと段々と欲求が生まれてくるわけです。そして、次の段階で、ハーズバーグの2要因論の「動機付け要因」でもある「承認」という、承認欲求が生まれます。

そして、最後に「自己実現欲求」につながるのですが、ここでは「承認欲求」に焦点をあてたいと思います。

承認欲求-誰でも褒められたいのです-

この欲求5段階のうち4段階の承認欲求までは、人間であればどんな人でも持っているものです。

したがって、どんなに偉い人であっても、強面の人であっても、大人も子供も、男も女も、私もあなたも「褒められたい♡」っていうわけなのですね。

そう考えると、人間ってなんか可愛いですね。

どのように褒めたらいいの?~3つの承認~

では、どのように褒めるのがいいのでしょうか?

褒めるとやる気が出るのはわかっているのですが、どのようなタイミングで褒めるのがいいのか?よくわからないですよね。

承認には3つのタイプがあると言われています。

1. 成果承認

仕事の成果や結果について褒めることです。これは、たいていの人がやっていると思います。これが、できなかったら、かなり人間として歪んでいるか、よっぽどの恥ずかしがり屋なのでしょう。

仕事の結果を褒めれれるのはとてもいい気分で、どんどんポジティブになっていきます。しかし、褒めれれなければ、なんかやる気をなくしてしまいますね。

2. 行為承認

成果に至るまでのプロセスを褒めることです。これは、人の行動をじっくりと見ていないと、なかなかできないかもしれません。

したがって、褒められた人は、「ちゃんと見ててくれてる」と感じ、ばりばりに頑張っちゃいます。

3. 存在承認

結果や行為を褒めたくても、褒めることがない場合でも、「おはよう!」「元気?」と声をかけることで、「あなたは必要な人なんだよ」というメッセージになります。これを存在承認といいます。

声をかけられて嫌な人なんていないものです。これだけでも、相手はうれしくなるものです。どんどん声がけしていきましょう。

結び

以上が、みんな褒められたいという、承認欲求についてです。

お互いを認め合う職場は気持ちのいいものです。おそらく、コミュニケーションも良くなり、生産性も上がっていくはずです。

どんどん、褒めてやる気になってもらいましょう。

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