若いときに、「今のままじゃ、ゆでガエルになるぞ!」って、何度も上司から言われていました。
みなさんは、「ゆでガエル理論」とか「ゆでガエルの法則」をご存じですか?
ゆでガエル理論
ゆでガエル理論とは、
カエルをお風呂の水の中に入れて、火をつけて、お風呂を沸かしていくと、だんだんと温かくなっていきます。
カエルは、「いい湯だなぁ~いい湯だなぁ~」なんて鼻歌なんかを歌いだします。
いい気分でいると、徐々に少しずつ温度が上がってくるのに気が付きません。
気づいた時には手遅れで、カエルは茹で上がって死んでしまう
とうい非常に残酷な理論です。
(実際には、こういうことにはならないようなので、ご安心を)
つまり、人間に置き換えると、生温い環境に甘んじていると、環境の変化に気づかず、使い物にならない人材になるという、非常にありがちな話です。
また、業界で言うと、写真フィルム業界が、ゆでガエルの典型例だと言われています。
若い人は知らないと思いますが、デジタルカメラが普及し始め、フィルム需要が減少しているのにもかかわらず、手を打たずにアメリカのポラロイド社とコダック社は倒産しました。
誰でも【ゆでガエル】になります
就職して、その会社に入社すると、他の会社の状況ってあまりわかりませんよね。いつの間にか、今いる会社が標準になってしまいます。
その会社が、常に世の中の流れや社会環境に敏感で、情報が常にアップデートされ、対応している企業であれば問題ないのでしょう。
しかし、多くの中小企業では、トップが情報に敏感でなければ、世間からドンドンおいていかれてしまします。
特に、この2年半のコロナ禍は、世の中、特に働き方をガラッと変えてしましました。
WEB会議が浸透し、全国どこに住んでもOKという企業まででてきました。
良く知りませんが、もう電話もない企業もあるらしいですね。(私もついていっていません)
どんどん進んでいる企業とは反対に、多くの中小企業では、WEB会議どころかリモートワークも導入していないのではないでしょうか?
また、仕事のやり方ものんびりしていて、いまだに紙の稟議書を回して決済をもらったり、現金で交通費の清算をしています。コロナ前とほとんど変わっていません。
そういう会社にいた場合、全社員がゆでガエル状態なわけですから、ゆでガエルになる可能性は、誰にでもあると思います。
というより、確実にゆでガエルになってしまします。
会社が元気なうちはいいのですが、万が一倒産して、どこかへ転職しようとしても、全くスキルが追い付いていっていないかもしれません。
【ゆでガエル】にならないために
ゆでガエルにならないためには、
常に危機感をもって、社外にアンテナを張るほかないと思います。
社外の友人と話をする、講演会、セミナー、外部講習に積極的に参加する、
展示会を見に行く、業界紙や週刊誌、今はネットからも、情報はいくらでも取得できます。
あなたが、暑くなったお湯から、飛び出すより方法がありません。
そして、仲間のカエルを助け出しましょう。
その情報を社内で共有して、社員全員が意識を変え、かつての写真フィルム業界ようにゆでガエルになって、倒産しないように頑張っていきましょう。
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