【前向きになれる本7】人生の成功とは何か-最後の一瞬に問われるもの-

やる気の源

気分が乗らない、ポジティブ・前向きになれない時って誰にでもあると思います。

そんな時ってどうしていますか?

私は、ジョギングや筋トレなどで気分転換するとともに、本を「やる気の源」にします。

社労士T
社労士T

死ぬときに、『もう一度同じ人生を生きろ』って言われたら、『YES』って答えられますか?」

鈴木さん
鈴木さん

え~?もっと金持ちがいいですよ

社労士T
社労士T

じゃあ、鈴木さんのこれまでの人生は失敗だったのですか?

そう言われると・・・でも『YES』じゃないよね

社労士T
社労士T

私も、後悔とか山ほどあるので、正直『YES』とは言えないですね。  
でも、この本を読むと少し考え方が変わってくるとおもいますよ。

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「人生の成功」って何?

人生には必ず、苦労、困難、失敗、敗北、挫折、喪失があるので、それを思い返すと、さあ、同じ人生をもう一度とはなかなかならないですよね。

おそらく、どんなに経済的に成功した人であっても、何かしらの不運、不幸な出来事はありますよね。子供を早く亡くした、とか、大きな病気を患ったとか。

すると、人生において成功する人は誰もいないことになってしまします。

そもそも「人生の成功」って何なのでしょうか?

勝者の思想(競争に勝ったものが人生の成功者)

人生を競争と考え、その競争の勝者になりことが人生の成功と考える思想

人生に成功したか否かを問われると、誰でも真っ先に思い浮かべるのが、この競争に勝った負けたではないでしょうか?

受験競争、出世競争など常に競争を強いられてきました。国も競争、会社も競争しています。
多くの人が「競争の勝者=人生の成功者」と考えています。

すなわち、「金・地位・名声」を得た人が成功者ということになります。

すると、私たち一般人の多くは人生の失敗者になってしまいます。(ガーンってトンカチで殴られたような衝撃😨)

若い人には多くの可能性が残されているので、魅力的に映るのかもしれませんが、私のようなおじさんは残念ながら可能性が低いです。(あきらめてはいませんが)

落とし穴

ただし、ここで一つの落とし穴があります。

勝者=成功者では、どこまで行っても勝者はいないということです。「金・地位・名声」も上には上がいるってことですね。さらに、競争による勝利を追い続けると、精神状態も正常ではいられなくなり、人間関係もおかしくなっていきます。

そんな人生を成功っていえますか?

したがって、勝者=成功者ではないといえます。

なんか、ホッとしませんか?(だからと言ってサボってよい、ということではないですよ)

私も、まだまだ、人生の失敗者ではないということです。

達成の思想(目標を達成したものが人生の成功者)

人生の「目標」を定め、それを「達成」することを人生の成功と考える思想

この考え方だと、他人と競争する必要もないので、なんとなくしっくりくるような気がします。例えると、山登りのようなものです。何もエベレストに登らなくても、富士山でいいのです。富士山が無理なら、秩父の山でもいいのです。

そして、この達成の思想は、勝者の思想と違って、多くの人同士が励ましあったり、支えあったりすることができるので、喜びを共有することもできます。

これであれば、自分との闘いなので、人生の成功者になれそうです。

また、落とし穴

ただし、ここにも一つの落とし穴があります。

人生において、目標を達成できるとはかぎらない。(ガーンってハンマーで殴られたような衝撃😨)

確かに、僕は目標を達成できたの??

まだまだ、だよね。

そもそも、僕の目標って何だっけ?

やばい、人生の失敗者決定!!

さらに、落とし穴

しかし、もう一つの落とし穴。

たとえ目標を達成したとしても、そこでバタッと死んでしまうわけでなく、その後も続くわけですから、目標に終わりがないということです。

したがって、達成=成功者とも言えないわけです。

「良かった」ここで、また安心。(天は私を見放していない)

成長の思想(人間としての成長が人生の成功者)

人生の「困難」と格闘することによって、人間として成長すること。人間として成長し続けることを人生の成功と考える思想。

一生懸命に仕事をするのは、収入や地位や名声のためではない。人間を磨き、成長していくためである。

すなわち、人生を一生懸命生きるのは、競争の勝者になるためでも、目標を達成するためでもない。人間を磨き、成長していくためである。

こう考えると、苦労、困難、失敗、敗北、挫折、喪失というものが、180度、逆転した意味を持つようになります。それらが、人生の「糧」になるということです。

そう考えると、私の今までしてきた失敗は、ただの失敗ではなく「糧」だったのです。

(成長したか否かはわかりませんが・・成長したと考えたいです)

よーっし、これから頑張って人間として成長して、人生を成功させるぞ~!!

最後の落とし穴

しかし、ここにも一つの落とし穴が・・(落とし穴だらけです)

それは、人間としての成長を「素晴らしい人物」へと成長していくことをめざすならば、ある意味で「達成の思想」に他ならないということです。(え?ではどうすればいいの?)

目指すべきは「一日の成長」

1日を生きたとき、1日分成長する。

今日という1日を生きたとき、今日という1日の経験だけ、確かな成長を遂げる。

こう考えると、「素晴らしい人物」へ成長するということは、「1日の成長」の結果として与えられるものです。

「このかけがえのない1日1日を精一杯に成長していこう」

こうして、1日1日を大切に生き切る人生が、成功といえるのではないでしょうか?

昨日までのことは、すべて「糧」です。明日から1日1日を大切に生き、成長し、人生を成功させようという気持ちになりました。

この田坂さんの本は、とても深いのですが、私が活字にすると薄っぺらなものなってしまします。良いことがいっぱい書いてありますが、とても伝えきれるものではありません。ぜひ、皆さんに読んでいただきたい本だと思います。

☆記事を作成する際には、書籍「人生の成功とは何か」を参考にしました。

参考)田坂広志、人生の成功とは何か、PHP研究所、2005-06-23

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